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Tech-on MeetUp Online#05「ぼくらが知りたいボイステック2021 ~音と声を伝える技術~」レポート

Tech-on運営メンバーの北浦です。
2021年4月19日(月)にオンライン開催となった
Tech-on MeetUp Online#5 のレポートです!

テーマはボイステック!

テレワークの普及が高まったことや、最近だとClubhouseが一定の注目を集めたこともあり、
それに追随する形で音声関連の技術スタックも関心が高まってきたのではないかなというところで、
今回はボイステックをテーマとしてみました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

そして、今回も前回に引き続き、oViceを使った開催にしてみました。
懇親会時の背景切り替えやガイダンスなども工夫させていただいたのですが、
いかがでしたでしょうか。

お気づきの点があれば、是非、Slackにも参加して、フィードバックいただけると嬉しいです!

Google Cloud が提供する AI Platform と音声系ソリューションの紹介 (Google合同会社 佐藤さん)

Google Cloudチームのデベロッパーアドボケイトとして機械学習プロダクトの開発者支援を担当している佐藤さんの登壇です。

Google Cloudとして提供しているAI Platform、音声関連のソリューションや
GoogleがOSSとして公開しているLyraの紹介に始まり、
最後には、なんとご自分でPDF化された本を音声に変換するアプリケーションを作成されたとのことで、
そのアーキテクチャを解説いただきました。

デモをベースとして解説いただいた為、実際に動いている様子やアウトプットを見ることができて、
それぞれのソリューションの動きやユースケースを深く理解することができました。

PDF化された本を音声に変換するアプリケーションは以下でブログとしてまとまっていますので、
気になる方は要チェックです!

ヤマハの音って、どんな音?(ヤマハ株式会社 平野さん、原さん)

ヤマハ株式会社の平野さんと原さんからはヤマハが開発したSyncRoomで利用している技術や、
音声関連の技術として遠隔会議の課題となった音響処理やフラットスピーカーを紹介いただきました。

  • SyncRoomについて
    音の遅延というベクトルで考えた場合、
    演奏者同士の音が30ms(物理的な距離でいうと10m)を超えてしまうと難しくなるそうです。

    で、あれば30ms以内に収めることができればリモート演奏が可能になるよねという発想のもと、
    遅延をなくす為、IPv6の恩恵を利用したり、音データのバッファリングをどれほどにチューニングするかなど、
    音とNWに強みのあるヤマハさんしかできない高度の技術がふんだんに組み込まれたサービスのようでした。

    音楽を楽しめる環境を整えていくという使命があると最後に仰っていましたが、
    まさにプロ魂を感じる内容で、私も強く刺激を受けましたね。

    そんなSyncRoom、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
  • 遠隔会議の音響処理について
    ヤマハさんのYVCシリーズを会議室に常設している企業さんも少なくないと思うのですが、
    そんなYVCシリーズが、リモート会議を行う上で、不必要な環境音や音の反響という課題をいかにして解決しているのかという紹介でした。

    リモート会議一つ行う上で、こんなに不要な”音”が存在するとは思わず、
    一つ一つに対して解決していく苦悩が脳裏に浮かびました。
  • フラットスピーカーについて
    音のゾーニングを可能としたフラットスピーカーという技術について紹介いただきました。

    必要な人だけに必要な音を届けるということが可能となるもので、
    未来はこの感覚が一般的になるのかなと思うとワクワクするものがありました。

Amazon Lex日本語対応デモ(アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 亀田さん)

祝Amazon Lex日本語化対応・・・!ということで亀田さんより解説とデモをいただきました。

マネージメントコンソール上でアプリケーションを作成するデモだったのですが、
インテントの設定から始まり、Lex特有のパラメーターを解説いただきながらだったので、
Lexがどういうものなのかという理解は深まった気がしました。

Lambdaがインテグレーションできるので、思いついたものであれば実現性が高そうなのも魅力的でした。

ところで、Lexの名称はAlexaからAmazonの"a"を取り除いてLexとなったようです。
みなさんご存知でしたか?

さいごに

oViceを使った開催は2回目となりまして、個人的にはoVice特有のインターフェースで
懇親会や参加者同士のコミュニケーションはだいぶとりやすくなったのかなという印象でした。

これからも、Tech-onのテーマでもある「技術者同士を、人と人とのネットワーキングで繋ぐ」という使命を達成すべく、
いろいろと試行錯誤していこうと考えておりますので、これからも応援、次回の参加をお願い致します。

おまけ(記念撮影)

懇親会では背景も変更して、テーブル毎に参加者同士が繋がれるマイク(ミーティングオブジェクト)を置いたり、
登壇者の皆さんにテーブルに分かれてもらったりしました。
リアルなMeetupでの懇親会の雰囲気が感じてもらえていたら嬉しいです。

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