レポートを書くのも3回目になりだんだんこなれてきた野島です。
今回もTech-onの模様についてレポートしていきます。
今回はとうとうTech-on1周年となる記念すべき回となりテーマはDevOps、
登壇者のみなさんにDevとOpsのかかわりについて興味深い発表をしてもらいました。
さらにはTech-on初のLTもあり、クローシングでは様々な驚くべき発表もありました!
Ops meets NoOps ~そのとき何が起こったか~
最初の発表は日本マイクロソフト株式会社の真壁さんの発表です。
2018年に生まれた「NoOps」という衝撃的な概念、その反応や現状の整理を通じ、Opsはいま何を感じ、悩み、挑戦しているのかをOpsの目線でお話ししていただきました。

NoOpsの現状
- エンジンスタートした組織は数多い
- ギアを1速、2速、3速へ入れたチームは眩しい
- でも、ギアが入らない組織のほうが多い
もがく三景
- 試行錯誤しにくい
- 言い出しっぺがつらい
- 旗だけたっちゃう問題
考えてほしいこと
- やめよう と胸を張って言える組織ですか?
- 「退役」:新しいことを始めるのではなく、断捨離から
- 今やっていることを続けながら新しいことができますか?何をするにも時間が必要
- システムは放っておくと腐る
- やめる判断は、偉い人の大事な仕事
- 現場で声を上げる
NoOpsの始まりは「捨てること、やめること」から
- 作るのは誰にでもできる
- NoOpsの実践はやめることを始める
- 時間が作れたら、どうやって軌道に乗せるか
いきなりドリームチームは作れない
- 少なくとも、意欲のあるメンバーから始める
- 恣意的でも、小さくても、まず手を動かして実績を作るa
どこから着手するか決めきれないなら
- Cloud Native Trial Map
- 順番にやらなくていい、可観測性と監視、分析のところからNoOpsを始めてみるといい
共有指標があってこそのチームワーク
- NoOpsのためにはObserbilityが重要
まとめ
- NoOpsは技術やアーキテクチャだけじゃない
- 前向きにやめようが言えるチームを作る
登壇資料
チーム開発におけるDevとOpsのプラクティス
2番目の発表はKDDI株式会社の廣田さんです。
KDDIでは運用と開発の組織が分かれており、
そのような環境の中で1つのサービスの成功というゴールに向かうために行ってきたプラクティスを紹介いします。

チーム開発と運用の課題
- 開発・運用でゴールが違う
- 開発:サービスを開発/機能追加していく
- 運用:サービスを安定稼働させる
- →運用メンバーを開発チームに入れる
- 開発・運用でシステムの考え方にギャップがある
- 開発:システム構成要素を家畜扱い
- ダメになったら新しいものを追加して対応
- 運用:システム構成要素をペット扱い
- ダメになったものをどうにかして直す
- 開発:システム構成要素を家畜扱い
- 監視設定がわかりにくい
- zabbixとかを使うと設定した人しか内容がわからなくなる
- コード化して誰でもわかるようにする
- システムは変化するものであり、その都度運用を見直す必要がある
- 機能や連携先が増減すればシステムの構成要素も変化
- ユーザアクセス傾向も時期により変化
継続的障害訓練のすすめ
- 運用と開発合同で障害訓練を定期的にやる
- 商用環境は流石に無理なので検証環境で実施
- 障害はシステム全域に出したい
- GUIツールを使って障害を起こす
- 障害発生にはGremlinを利用
- 訓練内容
- 開発運用合同で実施
- 何の障害を起こすかは事前に言わない
- 実際に商用環境で障害が起きたとして対応を行う
- 訓練後様々な声が
- 手順書がやくにたたなかった
- システムのことについて何もわからなかった
- ...etc
登壇資料
LT
今回はTech-on史上初のLTも行われました!
5人の方々にDevOpsをテーマとして5分間物申してもらいました!
平瀬 達也(たっち)さん@JX通信社
LT一人目はJX通信社の平瀬 達也さん!
SREチームを社内で初めて作ったことについてお話いただきました!

金城 秀樹さん@コネヒト
二人目の発表者はコネヒトの金城 秀樹さん!
10人程度のチームでSlackを使いこなしたインシデント対応についてお話いただきました!

中村 憲一郎さん@日本マイクロソフト
三番手は日本マイクロソフトの中村 憲一郎さん!
DevOpsが達成された前提で、次はOpsはどこと仲良くなればいいのかお話いただきました!

小西 宏樹さん@CyberAgent
4番目の発表はCyberAgentの小西 宏樹さんです!
マイクロサービス化されたWebサービスの上手な運用に四苦八苦するお話をしていただきました!

鶴見 純一さん@ZOZOテクノロジーズ
最後のトリとなる発表はZOZOテクノロジーズの鶴見 純一さんです!
モノリシックシステムからマイクロサービス並行する中で、5人チームでどう運用を回していくかお話していただきました!

目指せトレンド入り
今回1周年記念イベントとしてTwitterトレンド入りを狙いました!
イベント中ツイート数は順調に伸びていき、最高トレンド11位を記録しました!
惜しくも10位いないには入れなかったものの大健闘です!

まとめ/次回予告
クロージングセッションについては、須田からレポートします。
1周年のあゆみ
今回でTech-on 1周年ということで、前半にコミュニティマネージャーの大橋より1年間のあゆみを振り返りました。
計6回で600人超の参加者(今回の#07で更に100名超えたので、700名超になりました!)にお越しいただきました。今回でTech-on 1周年ということで、前半にコミュニティマネージャーの大橋より1年間のあゆみを振り返りました。
参加いただいた皆さんありがとうございます。
大橋からはコミュニティマネージャーを私にすることも報告しました。
#03頃からコミュニティリーダーとして、開催の取りまとめはしていたのですが、マネージャーとしても更に活動の関心軸、効果を見ながら動いていきたいと思っています。
1周年記念の4つのサプライズ!
1周年に目がけて4つのサプライズを準備したので発表しました!(いやー、なんとか間に合いました。。。)
ポータルサイトにそれぞれ詳しく案内がありますので、のぞいてみてください。Tech-onに参加したことある方は、まずはslackにjoin!
- 新ロゴ発表!
- Tech-onポータルサイトオープン!
- Slack開設!(参加したことある方向け)
- 運営メンバー募集!
ネットワーキングタイム
数々の発表があり興奮冷めやらぬ中、ネットワーキングタイムが行われました。
参加者、登壇者、スタッフが分け隔てなく会話し議論や情報交換を深めていました!

登壇者の方々の記念撮影もしました!

最後には参加者全員で記念撮影をしました!

次回のTech-on第8回のテーマはロボティクスです!お楽しみに!