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Tech-on運営メンバーの増田です。
2020年10月5日(月)にオンライン開催となった
Tech-on MeetUp Online#3 のレポートです!

気づけば3回目となった今回のオンライン勉強会!

3回目の開催となりましたTech-onのオンライン開催。
テーマは「マルチクラウドで解決するものしないもの」です!

今回もご盛況をいただき、枠を増やしたりもしながら60名以上のかたにご参加いただくことができました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今回ガヤ枠という顔出しのひな壇(?)の方を募集させていただき、会の途中でガヤタイムを儲けるという新たな試みを実施させていただきました。

個人的には盛り上がりましたし、衝撃の事実(?)が明らかになるなど普通の勉強会ではわからない一面も知ることができ面白かったのではと思っております。
参加いただいた方はアンケートをメールでお送りさせていただいてますので、
よければ色々なご意見お聞かせください!

Googleが目指すマルチクラウドの姿 (Google 長谷部さん)

マルチクラウドの現状や導入の目的、現実と、そこからつながるGoogle Anthosの活用事例をお話いただきました。

「マルチクラウド」という言葉は最近よく聞くようになってきましたが、かといってむやみに導入すべきではない、必要であってはじめて利用すべきということを改めて認識させられる内容でした。

AWSのこの機能とGCPのこの機能を利用したい!というのはよくあるニーズかと思います。一方で同時に利用するとなると他機能との整合性や保守などが難しく全体的に見るとむしろ制限が多くなってしまうというのは避けたいものです。

私はAnthosを利用したことがないので詳細を書くことはできませんが、このような課題を少しでも解決できるのであればぜひ試してみたいと思います。

ZOZOTOWNのクラウド活用戦略(株式会社ZOZOテクノロジーズ 川崎さん)

続きましてはZOZOTOWNを支えていらっしゃるZOZOテクノロジーズ川崎さんの登壇です。ZOZOTOWNではパーソナライズ検索のAPI基盤およびデータベースとしてマルチクラウドを利用しているとのことでした。

こちらのプレゼンでもgoogle 長谷部さんと同じく、マルチクラウドの難しさ、大変さについてもお話いただけました。マルチクラウド=複数のクラウド環境を利用する というのはわかりやすいですが実運用をしていくのはいくつものハードルがあるようです。

個人的にマルチクラウドの場合「エッジの効いたクラウドサービスをとれず、最大公約数をとることになってしまう」というのが印象的な言葉です。

LT マルチクラウドの悩み KDDI 松本 さん

KDDIでCCoEをやられている松本さんのLTです。

自社クラウドも含めて様々なクラウドを使い分けられている事例でした。
一方でやはり人材やノウハウといったものの不足は避けられない問題ではあるということで、今後社内で支援、ノウハウ公開などを実施していくとのことでした。

LT マルチクラウドってそもそも何?いるの?いらないの? NEC 釜山 さん

最後はNEC釜山さんのLTです。
タイトルからすごく興味がそそられます。

最後のスライドで「いる!」に少し安心しました。いらないとなったらこの会は・・・笑 
マルチクラウドの全体像を改めて認識させられるような内容でした。

さいごに

ご参加いただいた皆様、本レポートをみていただいた皆様ありがとうございました。オンラインも気づけば3回目となり、オフラインがだんだん恋しくなってきていますが、Tech-onでは引き続き、状況にあった開催形態でイベントを続けていきたいと思っております。オンライン4回目も企画中ですのでお待ちいただけたらと思います!

また、ご案内ですが、過去にTech-on勉強会に参加いただいた方は、
SlackChannelに参加いただくことが可能なのですが、ご存知でしたでしょうか!?

是非、こちらの参加もご検討ください!

Tech-on運営メンバーの北浦です。
2020年7月27日(月)にオンライン開催となった
Tech-on MeetUp Online#2 のレポートです!

第2回目のオンライン勉強会!

前回に続き、2回目のオンライン開催となりました!
テーマは「もしエンタープライズのエンジニアがデータ分析をやることになったら」です!

なんと、今回は参加のお申し込みが定員上限の80名からいただくことができました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

そして、今回からは新しい試みとしてZoomのチャット機能を使って参加者同士でワイワイと発言しようという
試みをしてみました!!

感想・共感・質問・歓声(?)など、こちらも皆様、有用にお使いいただいたようでよかった試みなのかなと感じました。
参加いただいた方はアンケートをメールでお送りさせていただいてますので、
よければ色々なご意見お聞かせください!

はじめてのデータ分析プロジェクトとそのプロセス(株式会社 ARISE analytics 堀越さん)

これからデータ分析を始めようという方々向けに、
プロジェクト全体のイメージを持って考慮点を把握できるようにという目的で、
OSSの開発や他のユーザーイベントなどの登壇でもご活躍されている堀越さんの発表です。

ビジネス目標設定・データ収集・モデル構築・システム実装・運用という
それぞれのプロセスの中で考慮しておくべき事項や、
やってしまいがちな失敗例などを細かい粒度で分解して解説いただきました。

私個人の学びとして、
データ収集のプロセスで、仮説を一覧化してアセスメントをしていくという手法は、
分析で得られる効果と今、何ができるのか、がとてもイメージしやすくなるなと感じて、
引き出しに加わりました!

普段、みなさんの従事している内容によっても強く印象に残ることが違ってくるかもしれません。
堀越さんの発表内容は資料として後日掲載予定となります。

ナビタイムジャパンに集まる移動ビッグデータの分析基盤(株式会社ナビタイムジャパン 新立さん)

私も日頃からプライベートでお世話になっているナビタイムジャパン新立さんの発表です。

データ分析ってどんなことができるんだろう?とイメージが漠然としている方も多いと思うのですが、
豊富な活用事例の紹介があって、データ分析熱が高まった方もいたのではないでしょうか。

ユーザーの移動データを活用して地図に新しく道が反映されるという仕組みはZoomの参加者チャットでも、
「そんなこともできるのか!」といった声があって盛り上がっていました。

後半はデータ分析基盤の構成例を紹介いただいたのですが、
サーバーログ収集にKinesis Data Streamsをご活用していたりと、
こちらも参考になることも多かったですね!

初めてのデータ分析基盤をまかされた、その時何を考えておくとよいの(Google合同会社 寳野さん)

BigQueryユーザーでありながらコンサルタントを手掛けている寳野さんの発表です。

「DXに力を入れたくて、データ分析始めたいんだよね。いい感じにしてよ!」という
上司の依頼から始まり、データ基盤の構築から運用までのフェーズで発生する課題をご紹介いただきました!

恐らく、たくさんの顧客課題に向き合ってきたであろう寳野さんの知見がギュッと濃縮されており、
参加者チャットでも「あるある・・・」といった声も多く、その解決案がバシっと提示されているのは、
みなさまにとっても学びが多かったのではないでしょうか。

私個人もデータ基盤を考慮する時に、イテレーションを考えるところまでは至っていなかったので、
今後の参考にさせてもらおうかと思いました!

さいごに

ご参加いただいた皆様、本レポートをみていただいた皆様ありがとうございました。

ここでご案内ですが、過去にTech-on勉強会に参加いただいた方は、
SlackChannelに参加いただくことが可能なのですが、ご存知でしたでしょうか!?

是非、こちらの参加もご検討ください!

Tech-on運営メンバーの谷です。
今回は2020年5月29日(金)に初オンライン、初ライトニングトーク(LT)のみでの開催となったTech-on MeetUp Online#01 のレポートです!

本編やその後のオンライン懇親会までご参加いただいたみなさまありがとうございました!

本編

今回のテーマは、「ぼくたちのニューノーマル〜エンジニアチームのコミュニケーションスタイル〜」です。

リモートワークを余儀なくされている状況で、これまではうまくコミュニケーションが取れていたエンジニアチームでも「対面よりコミュニケーションが難しい」「コミュニケーションの量が減る」などの課題が出てきています。

そんなコミュニケーションに関する課題を感じているエンジニアの方へ向けて、うまくいったコミュニケーションの取り方やこれからのエンジニアのコミュニケーションスタイルはどう変わっていくのかについて、4名の方にお話いただきました。

LT①「フルリモートワークに切り替えて3ヶ月、実際に試してよかったこと、失敗したことを共有します」 フォージビジョン株式会社・山口 正徳

山口さんにはフルリモートワークになってからのコミュニケーションについて色々と試行錯誤されたことをお話いただきました。

もともと基本的にオフィス出社ではあるものの、個人の裁量でリモートワークも選択でき、また業務後に勉強会やゲームをすることもあるという自由な雰囲気であったそう。

そんな山口さんの会社でもリモートワークへの転換が訪れ、「会話を開始するまでの労力を極限まで下げる」ために常時接続Zoomミーティングルームを用意していました。

それでも初めはうまくいかないこともあり、1つずつ改善を重ねてシンプルなルールにすることでコミュニケーションを円滑にできたそうです。

加えて、リモートワークならではの新しい取り組みとして、キャンプワークや、セルフGWという話もあるようで、テレワークになっても自由な雰囲気は失われていないのだなと感じました。(キャンプワークでは雨の時や電源問題が気になります!)

LT②「リモートワーク生活から始めるモブプロのススメ」株式会社SUPINF・北浦 智也

北浦さんには、リモートワークでモブプログラミングを始めて得られたことについてお話いただきました。

きっかけは、オフィス勤務と比較してコミュニケーションが減ったと感じてSlackにつぶやいたひとこと。

そこからはすぐに3名が集まりました。

途中、何を作るかという議論ではメンバー間で”止むことのない妄想”が繰り広げられたとのことで、参加者の皆さんの頷きがみえたような気がしました。

モブプログラミングのような画面共有で会話が増える、というコミュニケーション上でもメリットがあるようで積極的に画面共有を使っていこうと思いました!

LT③「リモート、オフィス、ときどきWell-Being」 KDDI株式会社・須田 一也

須田さんからは、スクラムマスターという立場からWell-Beingを絡めたリモートでの働き方についてお話いただきました。

3月からリモートワークをしている中での課題として、みんなでBeing(居る)時間が失われているということ、そしてその結果、イノベーティブであることやWell-Being(幸せ度や満足度が高まる状態)が失われているという分析が興味深かったです。

最後には「みんなでBeingの時間を増やし、イノベーティブでWell-Beingになる」ことに加えて「個人との対話を重視し楽しくやる」という今後の目指す姿をまとめてクローズとなりました。

スライドでも紹介されていた「フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦」(石川善樹)気になったので読んでみたいです。

LT④「リモートワークで始まった、私の社会人生活」クラスメソッド株式会社・北川 佳奈

最後は、今年4月にクラスメソッドに新卒入社したものの、コロナ禍で未だ東京へ引越できずにいる北川さんです。

入社後の研修は、backlog/Slack/Google meetでやりとり、社内の勉強会ではSlackにスレが立ち、Remoでの懇親会ではLT大会が開催されるとのことで、かなり活発なオンラインコミュニケーションがあることが伝わってきました。

また、オンラインでは反応が見えづらくコミュニケーションが取りにくいことに着目し、”オーバーリアクションでお互いしっかりと伝え合うこと”を提案。

”今だからこそ、助け合い。”という言葉が最後印象に残りました。

懇親会

本編の後は、初の試みとなるオンライン懇親会をspatial.chatで開催しました。

登壇者の方にもご参加いただき、登壇内容やテレワーク時のオンラインのツールについてなど色々とお話させていただきました。

また、spatial.chatを初めて使う人も多く、色々と試してみる時間にもなりました。

spatial.chatは自分の丸アイコンをドラッグでき、他の人と近づけば声が大きく、離れれば小さくなるという仕組みで、どこまでいったら聞こえなくなるのか?など、いろいろ試してみるのも面白かったです。

また、参加者が自由にYoutubeの動画を貼ったり、画像を貼ったりできるのもspatial.chatの面白いところで、焚き火の動画を貼った周りに集まって擬似キャンプファイヤーをしたり、名刺のQRコードを貼って名刺交換をしたり、使い方の可能性を感じました。(※写真はイメージです。)

今回使用したツールについて

今回、本編ではZoomを使いました。

当初、OBSを使ってYoutube配信をすることも考えたのですが、OBSでの音量や表示の調整、安定性などを考えるとやはり使い慣れたZoomでということになりました。

準備もZoomの使い方を確かめる程度で手軽ですし、登壇者の画面共有などもスムーズにいったので、Zoomでの開催でよかったと思います。

また、懇親会で使用するツールの候補にはRemo, Discord, Zoomのブレイクアウトルームなどがありましたが、安定していることを前提に自分で好きな位置へ移動でできるspatial.chatが一番面白そうだということでspatial.chatを選びました。

当日、動画を流したりしても安定していて、自由に動き回れる面白さもあったのでやはり次回も機会があればspatial.chatを使ってみたいですね。

さいごに

今回、初のオンライン配信でしたが大きなトラブルもなく終わることができて一安心です。

ご参加いただきました皆様、本ブログを最後までご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

次回開催予定が決まりましたら周知させていただきますので、ぜひまたご参加ください!!

こんにちは!Tech-on管理者の増田です。

去る2020月1月14日(火)に開かれたTech-on MeetUp#10「NW-JAWS × Tech-on 勉強会#1」にて、参加者の皆様にご回答頂いたアンケートの集計結果を公開いたします。

アンケートの回答率ですが、なかなか高い回答率となりました!
今回アンケート記載の時間をきちんととることができなかったため回答率が低くなるかなと思っていたのですが、みなさまご協力ありがとうございました!

イベント全体の満足度ですが、多くの方々から「良かった」または「期待以上に良かった」をいただけました。
特に、「期待以上によかった」の割合が高めとなっておりまして、本イベントに満足いただけたなら何よりです。

今後の技術テーマのリクエストについてですが、AWSのイベントということでAWSのニッチなサービス名など細かい記載される方もいらっしゃるかなとちょっと変な期待もしておりましたが、そんなこと考えるのは私だけだったようです笑
やはりクラウド系へのリクエストが多い印象でした。

セッションの評価についても前回に引き続きとてもよい評価をいただけました。
とくにKDDI大橋さんのサービス説明の発表は参考になったという方が多かったようです。
当方がLTした24PBの移行についてもコメントくださった方いらっしゃいまして、本当にありがとうございます!このレポートを書いている本日も弊チームはsnowball入れ替え作業をしております笑

イベント全体に対するコメントは圧倒的にフード/ドリンクへのコメントが多かったです。 あのフードはすごかったですよね。私も当日までどういったものが来るか知らなかったので思わず写真をとってinstagramに上げてしました笑
そういえばinstagramにほぼtech-onハッシュタグの写真は上がっていないようでしたので今後は個人的にinstagramタグ付け投稿していこうかなと企てています(映えるものがあれば)

イベントに来場された回数についてです。
NW-JAWSに過去参加されたことあるかたが多いようでtech-onとしては初回という方がかなり多かったです。
10回目の方は連続参加記録をどこまで伸ばしていただけるのでしょうか・・・笑

以上が今回のアンケート集計結果となります。ご参加及びご回答本当にありがとうございます。今後とも皆さまが「また参加したい」と思えるようなイベントを作っていければと思っておりますので引き続きよろしくお願いいたします。

Tech-on運営メンバーの岡部です。2020年の1発目、Tech-on勉強会#10のレポートです。
勉強会#10は1/14(火)に虎ノ門のKDDI DEGITAL GATEで行われ、68名の方にご参加いただきました。

目次

  • 記念すべき第10回勉強会
  • re:Invent NW関連まとめ(NTT東・里見さん)
  • Outposts/LocalZones/Wavelength(KDDI・大橋さん)
  • AWS Transit Gateway で広がる ネットワークアーキテクチャ(クラスメソッド・菊池さん)
  • 私をベガスに連れてって(テコラス・岩淵さん)
  • LT
  • まとめと次回予告

記念すべき第10回勉強会

今回の勉強会はNW-JAWSとのコラボ会でした。昨年12月に行われたAWS最大のカンファレンスイベントre:Inventから持ち帰っていただいた内容などメインセッション×4、LT×3と盛り沢山!
#NW-JAWSはAWSのユーザーコミュニティ、「JAWS-UG」のネットワーク専門支部です。

10回記念ということでスペシャルなことがもう一つ。
ジャーンっ。

NW-JAWSとTech-onの旗を仲良く並べたfoodsたち。なんとも珍しいサメ(JAWSだから)のハンバーガーもあってtwitterもこの子たちで大賑わい。会場も開始前から笑顔があふれ、イベントをより一層盛り上げてくれました。。
次回以降も期待しちゃいますけど、「今回だけ特別。」と、コミュニティマネージャ笑。

re:Invent NW関連まとめ

NTT東・里見さん

re:Inventまとめ

NW-JAWSとのコラボらしく、re:Inventの発表の中からネットワーク関連サービスのアップデート情報をまとめていただきました。

エッジ系に興味があるという里見さんはOutpostsやWavelengthなどの新しいサービスから、ALB、VPCやRoute53などのお馴染みのサービスまで幅広くご紹介いただきました。

Transit Gatewayのリージョン間接続ができるようになる点については、AWSサービスを使って国際系通信をしてくのも面白い世界が広がると評価、こういう機能拡張は国際系キャリアは冷や冷やさせるそう。ご自身は「NTT東だからよかったけど」という一言で会場の笑いを誘っていました。

また、NetworkManagerの紹介でも、最近の案件の特徴として監視の対象が最近AWSが中心で、ついでにオンプレも監視、のように主従が逆転してきている、オンプレも一元的に監視できるのは便利。といったご自身の立ち位置や現場の肌感覚の変化も織り交ぜながらお話いただいたのが興味深かったです。

国際通信系サービスのやってみた

後半は発表された内容から「やってみた」系も。
Accelerated site-to-site vpnで使われている要素技術であるGlobal Acceleratorをやってみた。

Global Acceleratorを使って
・初台からオレゴンまでping。
・結果:27ms <--> 通常(インターネット経由):119ms
(NW-JAWSの参加者ならここで「おかしい!」と思うらしい。当然ボクは「??」。)
・上記は光の速度を超えてる!そんなはずはない。ということらしい。
・一番近い東京のエッジロケーションにPingしてる?
・オレゴンのEC2にAccelerated Site-to-SiteVPNを使ってPing

結果はインターネットとあまり変わらず。
結果がおもしろくなかったので、通信の安定性などまた試してみるそうです。

<登壇資料>
非公開

Outposts/LocalZones/Wavelength

KDDI大橋さん

大橋さんにとってOutpostsはAWSからアナウンスされる前にこんなサービスあったらいいな、と妄想?予言?してたサービス。発表されたときのご自身と周囲の盛り上がりっぷりの回想からスタート。

今回はOutposts含む3つのサービス、OWL(Outposts/Wavelength/Localzonesの頭文字)を紹介いただきました。それぞれサービスの読み方要注意。しっかり覚えましょう。

Outposts

読み方は、あうとぽすつ-(つ だよ〜)
AWS同等のハードをオンプレにレンタルしてくれる。低レイテンシーを重視している通信業や金融業など、また、法的な理由や社内の事情で外部の出せない情報を扱ってる事業者などが使いどころ。

実物もみたことがあるそうですが、サイズや電力要件など設置条件も厳しいらしいです。設置から維持管理までAWSのフルマネジメントだが、SLAはオンプレと同じになるので注意。最小構成で3,000万円強(高っ!)。

Localzones

読み方は、ろーかるぞーん-(ず だよ〜)
ターゲットはOutpostsを使いたいけど費用面や置く場所がマッチしない、あるいはユーザーに近いところに置きたい場合など。ただ、日本の地理的、人口分布などの事情から日本での用途は限定的なのではと評価。

Wavelength

読み方は、うぇぶれんぐす(い が入るよ)
5G時代のMECとして使われることを想定している、と感じているそう。
Wavelengthは無線で使う、 Localzonesは有線で使う、とイメージするとわかりやすい。日本では唯一KDDIがパートナーに。

ローカルでAZとしてVPC系サービスをオンプレで使える「低遅延3兄弟」は今後可能性広がりそう、のメッセージでクローズ。

<登壇資料>

AWS Transit Gateway で広がる ネットワークアーキテクチャ

クラスメソッド・菊池さん

菊池さんはTransit Gatewayをご紹介くださりました。

従来のゲートウェイサービスがルーティング設定できる範囲が限定的(VPC内のみ)だったのに対し、TransitGatewayはVPC以外の任意の宛先も設定ができ、ENI(AWSのネットワークインターフェース)を使ってVPCに接続できるのが特徴。

「オンプレからプライベートネットワークでS3に、できればマネージドサービスだけで、アクセスしたい」といった、これまで対応が難しかったニーズにこのサービスは応えてくれるそうです。このニーズに応えるためのオンプレとVPCの間にTransit Gatewayを配置するアーキテクチャと、どのようにルーティングしていくのかをご説明いただきました。

なお、昨年はクラスメソッドさんで社員80名がre:Inventに参加されたとのことですー。来年は100人で!すごい規模ですね。

Transit Gatewayは一昨年のre:Inventで発表されたサービスのようですが、昨年のre:Inventでもセッションあり、菊池さんの聴講レポートも見つけたのでリンク貼っておきます([レポート] 新サービスの紹介も!複数 VPC における Transit Gateway のリファレンスアーキテクチャ)。

<登壇資料>

私をベガスに連れてって

テコラス・岩淵さん

岩淵さんは今回の登壇者でただ一人、ラスベガス(re:Invent開催地)に行かなかったお方ですが、「やってみた」を3つお話いただきました。

冒頭とても印象に残ってるのは今回の登壇を受けた際に嵌められた(読めない!HA ME RA RE TAのルビがあって助かりました。)というエピソード。詳細は割愛しますが、そんな笑い話にして、登壇してくれる方がいるのもコミュニティ運営側としては嬉しいですね。

Organizations SCPやってみた

SCP(サービスコントロールポリシー)は組織単位で管理するために使用できるポリシー。実務上の運用課題をきっかけにやってみよう。ということに。
ポリシーは記述順でなくAllowよりDenyが優先されるなどの注意点や、気持ちはわかるけど、、な「やっちまったパターン」も紹介いただきました。

ルートユーザにMFAをかけてみた

AWSのベストプラクティス的にもルートアカウントにはMFAをかけるように推奨されている。現場で管理しているたくさんのアカウントにMFAかかってないことを問題提起したら、、、ご自身のタスクに。。。というやってみた話。
1時間あたり10アカウントくらいのMFA適用ができるようになってしまったそうです。

AWS SSOをやってみる

これもお客様との間のユーザ管理、ユーザーポリシーに関する実務運用上の課題から、やってみた。
SSOの概要と課題や、実際のSSOログイン時のポータル画面とSSO設定方法をご説明いただきました。

<登壇資料>
 非公開

LT

当初の予定ではネットワーキングの時間にやるはずだったLTですが、登壇者のみなさまにオーバーランいただいたので、予定変更して着席いただいたままそのままLTに突入!
(会場の都合でお尻をズラせないという事情もありまして。。。)
発表者のみなさまも参加者のみなさまも柔軟に対応いただきありがとうございました!!

LTっていいですね。勢いもあって会場を巻き込んでの一体感がありました。

まずはJAWS-UG千葉を代表してフォージビジョンの山口さん「3rdPartyセキュリティゲートウェイでハマらないようにするシリーズ」

というシリーズとしてPaloAlto + NAT構成の正しい設定をお話いただきました。

続いて、JAWS-UG千葉の告知。
JAWS-UG史上最大の茶番劇!?
JAWS-UGさいたまとのLTバトルを2月中旬に予定しているそうです。場所は非武装地帯の東京。
3/14(土) JAWS DAYS2020も申込受付中です!

続いてはANAシステムズの鄭さん「NWaaSってなんなーすか?」

nurse(看護師)ではなく、NWaaS(Net Work as a Service)。
ルータや専用線ネットワークをパブリッククラウドライクにオンデマンドで使えるサービスで既に某社により商標登録もされているそう。

物理ネットワークとナースを接続するNWポート(バーチャルポート)、ナースDC間を接続するNW(インターエクスチェンジ)、ナースと接続されているNW間のルーティングを提供するバーチャルルータで構成される。
利用シーンとしてはマルチクラウド接続するときなど。それぞれのクラウドサービスに対して専用線ひいてたのが不要になる。

クローズでマルチリージョンを使いたいエンタープライズ向けのDR構成の提案も。

最後はKDDIの増田さん
「24PBのデータをAWSに移行してみた」

Outpostsの登場で社内にしか置けないような情報も使い方次第ではAWSに!じゃ、移行はどうするの?

ということで写真86億枚分(24PB)のデータをAWSに移行している話を披露いただきました。Snowball edge 240台をラッキングした絵面、、凄かった。。
さすがに全台ラッキングできないので複数台を使いまわしながら移行がんばり中!

まとめと次回予告

今回、NW-JAWSとのコラボということでいつもとは違う雰囲気で進みました。はじまる前から参加者同士で会話があったり、発表中の笑いあり、ツッコミありと、登壇者と参加者間でやりとりがあるのもいいなぁと思いました。

今後、Tech-onも運営と参加者が一体となって盛り上げていけるようなコミュニティになって行けたらいいなと。他コミュニティとのコラボもまたやりたいですね。

最後はみんなで「てぃーっ」して記念撮影。ありがとうございましたー!

さて、次回です。

3/9(月)「エンジニアのためのデータ分析」をテーマに開催予定です。
ご参加お待ちしております。

Tech-on

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