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Tech-on運営メンバーの谷です。
今回は2020年5月29日(金)に初オンライン、初ライトニングトーク(LT)のみでの開催となったTech-on MeetUp Online#01 のレポートです!

本編やその後のオンライン懇親会までご参加いただいたみなさまありがとうございました!

本編

今回のテーマは、「ぼくたちのニューノーマル〜エンジニアチームのコミュニケーションスタイル〜」です。

リモートワークを余儀なくされている状況で、これまではうまくコミュニケーションが取れていたエンジニアチームでも「対面よりコミュニケーションが難しい」「コミュニケーションの量が減る」などの課題が出てきています。

そんなコミュニケーションに関する課題を感じているエンジニアの方へ向けて、うまくいったコミュニケーションの取り方やこれからのエンジニアのコミュニケーションスタイルはどう変わっていくのかについて、4名の方にお話いただきました。

LT①「フルリモートワークに切り替えて3ヶ月、実際に試してよかったこと、失敗したことを共有します」 フォージビジョン株式会社・山口 正徳

山口さんにはフルリモートワークになってからのコミュニケーションについて色々と試行錯誤されたことをお話いただきました。

もともと基本的にオフィス出社ではあるものの、個人の裁量でリモートワークも選択でき、また業務後に勉強会やゲームをすることもあるという自由な雰囲気であったそう。

そんな山口さんの会社でもリモートワークへの転換が訪れ、「会話を開始するまでの労力を極限まで下げる」ために常時接続Zoomミーティングルームを用意していました。

それでも初めはうまくいかないこともあり、1つずつ改善を重ねてシンプルなルールにすることでコミュニケーションを円滑にできたそうです。

加えて、リモートワークならではの新しい取り組みとして、キャンプワークや、セルフGWという話もあるようで、テレワークになっても自由な雰囲気は失われていないのだなと感じました。(キャンプワークでは雨の時や電源問題が気になります!)

LT②「リモートワーク生活から始めるモブプロのススメ」株式会社SUPINF・北浦 智也

北浦さんには、リモートワークでモブプログラミングを始めて得られたことについてお話いただきました。

きっかけは、オフィス勤務と比較してコミュニケーションが減ったと感じてSlackにつぶやいたひとこと。

そこからはすぐに3名が集まりました。

途中、何を作るかという議論ではメンバー間で”止むことのない妄想”が繰り広げられたとのことで、参加者の皆さんの頷きがみえたような気がしました。

モブプログラミングのような画面共有で会話が増える、というコミュニケーション上でもメリットがあるようで積極的に画面共有を使っていこうと思いました!

LT③「リモート、オフィス、ときどきWell-Being」 KDDI株式会社・須田 一也

須田さんからは、スクラムマスターという立場からWell-Beingを絡めたリモートでの働き方についてお話いただきました。

3月からリモートワークをしている中での課題として、みんなでBeing(居る)時間が失われているということ、そしてその結果、イノベーティブであることやWell-Being(幸せ度や満足度が高まる状態)が失われているという分析が興味深かったです。

最後には「みんなでBeingの時間を増やし、イノベーティブでWell-Beingになる」ことに加えて「個人との対話を重視し楽しくやる」という今後の目指す姿をまとめてクローズとなりました。

スライドでも紹介されていた「フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦」(石川善樹)気になったので読んでみたいです。

LT④「リモートワークで始まった、私の社会人生活」クラスメソッド株式会社・北川 佳奈

最後は、今年4月にクラスメソッドに新卒入社したものの、コロナ禍で未だ東京へ引越できずにいる北川さんです。

入社後の研修は、backlog/Slack/Google meetでやりとり、社内の勉強会ではSlackにスレが立ち、Remoでの懇親会ではLT大会が開催されるとのことで、かなり活発なオンラインコミュニケーションがあることが伝わってきました。

また、オンラインでは反応が見えづらくコミュニケーションが取りにくいことに着目し、”オーバーリアクションでお互いしっかりと伝え合うこと”を提案。

”今だからこそ、助け合い。”という言葉が最後印象に残りました。

懇親会

本編の後は、初の試みとなるオンライン懇親会をspatial.chatで開催しました。

登壇者の方にもご参加いただき、登壇内容やテレワーク時のオンラインのツールについてなど色々とお話させていただきました。

また、spatial.chatを初めて使う人も多く、色々と試してみる時間にもなりました。

spatial.chatは自分の丸アイコンをドラッグでき、他の人と近づけば声が大きく、離れれば小さくなるという仕組みで、どこまでいったら聞こえなくなるのか?など、いろいろ試してみるのも面白かったです。

また、参加者が自由にYoutubeの動画を貼ったり、画像を貼ったりできるのもspatial.chatの面白いところで、焚き火の動画を貼った周りに集まって擬似キャンプファイヤーをしたり、名刺のQRコードを貼って名刺交換をしたり、使い方の可能性を感じました。(※写真はイメージです。)

今回使用したツールについて

今回、本編ではZoomを使いました。

当初、OBSを使ってYoutube配信をすることも考えたのですが、OBSでの音量や表示の調整、安定性などを考えるとやはり使い慣れたZoomでということになりました。

準備もZoomの使い方を確かめる程度で手軽ですし、登壇者の画面共有などもスムーズにいったので、Zoomでの開催でよかったと思います。

また、懇親会で使用するツールの候補にはRemo, Discord, Zoomのブレイクアウトルームなどがありましたが、安定していることを前提に自分で好きな位置へ移動でできるspatial.chatが一番面白そうだということでspatial.chatを選びました。

当日、動画を流したりしても安定していて、自由に動き回れる面白さもあったのでやはり次回も機会があればspatial.chatを使ってみたいですね。

さいごに

今回、初のオンライン配信でしたが大きなトラブルもなく終わることができて一安心です。

ご参加いただきました皆様、本ブログを最後までご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

次回開催予定が決まりましたら周知させていただきますので、ぜひまたご参加ください!!